キワノの栄養と健康効果

キワノの特徴

店頭に並ぶキワノはやや大きめのものが多いようで、見た目のインパクトは相当なものです。皮を器にして盛りつけたり、果肉も飾り付けにされたりしています。



果実をカットすると、中は蜂の巣状に区切られ、うすい緑色の半透明なゼリー状ですが、それこそびっしり並んでいて、これもインパクトがあります。実ひとつにそれぞれベージュの種が入っています。輪切りにすると断面が円ではなく、やや丸みのある三角であることもユニークです。



食感としてはバジルの種を水に浸したときのゼリーっぽさと似ています。味については、外観のインパクトとは正反対で、すごくあっさりとしています。僅かにウリを思わせる感じで香りは強くありません。



味は甘みが殆どなく、ほんの僅かに酸味がある程度です。従って正直なところ、美味しいもまずいもない感じがかもしれません。ポイントは食べたときのツルッとした食感でしょう。



基本的には見た目と食感を楽しむものだと考えてください。ただ、クセがないのでヨーグルトにはよく合います。デザートやサラダなどの彩りにも最適です。



キワノの出回る時期ですが、現在は通年安定して入荷されています。国内での栽培に限ればキュウリと同じ仲間なので、夏に花を咲かせて実をつけます。収穫は夏の終わり頃となり、追熟を経て食べ頃は10月頃になります。