キワノの栄養と健康効果

キワノの栄養と効能

さて、あまり味がないキワノですが、主な栄養成分（可食部100g中）としては、カリウム：170mg、マグネシウム：34mg、リン：42mg、食物繊維総量：2.6gなどが目立ちます。



キワノは他の果物に比べてミネラルが多めということで、特にマグネシウム含有量は果物ではトップクラスです。他にもナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、葉酸、亜鉛なども適度に含まれています。



そうしたことから主な効能としては高血圧予防、便秘予防などが挙げられています。トップクラスの含有量となっているマグネシウムは、人体の細胞内のリボソーム構造維持に深く関わっています。タンパク質の合成、またカルシウムとともに骨や歯の形成に欠かせませんし、エネルギー代謝にも関わる大切な元素です。各種の酵素の働きを補助する働きや、いろいろなホルモンを活性化させる働きもあります。



キワノにはカリウムも比較的多く含まれています。カリウムは人体には欠かせないミネラルでアルカリ金属元素のひとつです。カリウムには、ナトリウムとともに細胞浸透圧を維持調整するという重要な働きがあります。これは生命維持活動において欠かせないものなのです。



更に、ナトリウムの排出を促し、血圧の上昇を抑える働きがあるので、効能として高血圧予防が挙げられているのです。また、筋肉の収縮をスムーズにする作用もあり、腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄促進もあるとされています。